G-SYNC モニターがネゴシエーション時に点滅を繰り返す

NVIDIA-G-SYNC

症状

自宅のメインPCは、NVIDIA G-SYNC 対応のモニターを中央、Freesync対応のモニターを左右に配置している。Freesyncのモニターでゲームは滅多にしない。しかし、たまに3面使った超ワイドなゲームをする際はG-SYNCっぽい動作をしてくれるので、重宝している。

問題の症状は、PC起動時や省電力モードで、モニターへの信号遮断から復帰した場合の、Displayportのネゴシエーション時に、すべてのモニターが10秒ほど点滅を繰り返すことだ。

前々から気になっていたのだが、解決できたので記しておく。

原因推測

レンダリングレートの同期が外れて点滅、最終的にどこかのレートにおちつくまで時間がかかっているのだろう。Freesyncのモードが間違っているか、NVIDAコンパネの設定ミスと思う。G-SYNC対応のモニターは設定が不要だったと記憶している。したがって、左右のFreesync対応モニターを、G-SYNC互換モニターとして動作させる設定が誤っていると推測した。

思い当たるフシがある。昨年、ビデオカードを変更した際に、OS再インストールとともにモニター設定を工場出荷時状態に戻しているので、その際に原因を作りこんでしまった。省電力モードの設定は最近であり、電源投入時は滅多に画面を見ていないので、点滅に気づくのが遅れた。

是正

現状の設定を確認する。

  • モニター左:Freesyncモードになっている。
  • モニター中:G-SYNC対応モニター(設定なし)
  • モニター右:Freesyncモードになっていなかった。保存忘れ?
  • NVIDIAコントロールパネル
    G-SYNCの設定:G-SYNC、G-SYNCとの互換性を有効化にチェックが入っている。
    固有設定のモデル設定を有効化にチェックが入っていない。

ふむ。ちぐはぐだ。これを是正していく。

正しくは

  • モニター左:Freesyncモードにする。
  • モニター中:G-SYNC対応モニター(設定なし)
  • モニター右:Freesyncモードにする
  • NVIDIAコントロールパネル
    G-SYNCの設定:G-SYNC、G-SYNCとの互換性を有効化にチェックが入っている。
    固有設定のモデル設定を有効化にチェックを入れる。

点滅せず、ネゴシエーションがすぐにとれるようになった。

AMD Ryzen 7 5800Xが冷えない

事象

CPUクーラーに簡易水冷で12cmファンが3連搭載しているCorsair iCUE H150i RGB PRO XT CW-9060045-WW を選定、Ryzen 7 5800Xを冷却しているが、どうも冷えない。5800Xは熱密度が高くて冷えにくいなどと言われているが、CPU負荷をかけるとすぐにサーマルスロットリング状態になってしまう。この状態でCPUクーラーの監視ソフトである iCUE で水枕の温度状態をみたところ、29℃とかなり低い。このため、ポンプ、ファンともに最低の回転で冷却をしていないようにみえる。

調査

問題の切り分けを行う。可能性をあげてみる。

  • CPUクーラーをきちんと固定できておらず熱伝導率が低い
  • CPUグリスの塗りが悪く熱伝導率が低い
  • 水冷ヘッドの温度センサーが壊れている。
  • iCUE のバグで温度センサーを読み間違っている

これを踏まえてやったこと

  • CPUクーラーの固定状態確認
    固定はプラスドライバーで行うのだが、トルク指定が記載しておらず、無理にきつく固定するとマザーボードがたわみ、メモリなどの認識異常になることがある。バックプレートが上部ならリスクは低いのだが、アナログ調整は難しい。ほどほどにきつく固定してあることを確認しOKと判断した。
  • グリス塗布状態確認
    薄く塗りすぎた感がある。いったん拭き取り、脱脂して再塗布した。だが、事象の状態変化なし
  • 水枕の温度センサーの温度確認
    室温22℃
    マザーボード温度40℃
    低負荷時のCPU温度40℃ → 水枕の温度29度
    高負荷時のCPU温度90℃ → 水枕の温度30度 ほとんど変化しない
  • iCUEの最新版適用とネット上での評判を確認 特に問題なし

温度センサーが壊れている可能性が高いので、購入元のサポートサービスに連絡、あとで送り返す。

手動制御で冷えるか?

iCUEでパフォーマンス設定ができるので、全速力では動作しないかもしれないが、最速設定をすれば、ポンプとファンの回転数を静か/安定よりも高回転で回る。水枕温度が低いままなので最高速ではないのだが、少しは冷えるだろうと予測した。

CPU負荷を100% 状態でCPU温度が87℃で安定したので、ポンプやファンは正常動作しているのだろう。最高回転まで回せれば確実に冷えるね。

さて、バラして再梱包だ。面倒だ。

初期不良交換後

冷えるようになった。室温26℃、全コア4.4GHzに設定し、負荷100%で10分間連続状態で確認した。ファンとポンプをデフォルトの「安定」に設定してCPU温度は最高77℃で安定している。「静か」では82℃まで上昇したが、サーマルスロットルのスレッショルド値である90℃に達することはなかった。

一方で、水枕の温度はあまり変化しない傾向だった。Ryzen7 5800Xが冷えにくいのは確かなようだ。交換前のH150iは温度センサーが故障していたのではなく、センサーに対するファン/ポンプの制御が正しく動作していなかったのだろう。また、ファンの回転速度をあげるよりポンプの回転を上げた方が効果的だった。つまり、静かだ。360mmのラジエーター効果は高い。

  • 結果
    室温26℃
    マザーボード温度40℃
    低負荷時のCPU温度39℃ → 水枕の温度31度
    高負荷時のCPU温度77℃ → 水枕の温度33度 ほとんど変化しない

 

誤自宅 10GbE

LANを10Gbps化する

2017年の夏、自宅内LANに10GBase-Tを導入した。IntelのX540-T2が2万円以下、L2SWがポート単価が1万円程度にまで価格が下がっており、PC3台とL2SWの構成であれば10万円前後でLANを10Gbps化できるまでになったのだ。このX540-T2はチャイナのパチモンではないか?とネットで話題になっていたが、性能は問題ないとの人柱報告があり、仕事で使うならまだしも、趣味ならリスク許容範囲内かと私も飛びついてしまった。性能はiperf3で9.4Gbpsで全く問題ない。

LANケーブルはCategory6Aにした。当時、Category7が出始めていたが規格的にSFPケーブルしかなく、機能用接地のないシールド線なんてノイズを拾うためのアンテナだろうと判断したのだ。自宅でSFPなんてスピリチュアルなマニアしか使わないよね。クスクス。

さて、X540-T2は物理が2ポートで自宅で使うには冗長すぎると思うかもしれない。1GbEのポートはマザーボードに搭載されているので使い分けするとしても10GbEも1ポートで十分である。と考えるのが普通だろう。1ポートのタイプであれば当時でも半額の1万円程度で販売されていた。

しかし、当時の私は将来的にWANつまりInternetも10Gbps化する際は使い分けが必要になると考えていた。何を使い分けるか、それはジャンボフレームの取り扱いだ。InternetではMTUは1500未満のためジャンボフレームでは通信できず10Gbpsの回線を導入しても効率が上がらないだろうと予想できる。これにLANまで足を引っ張られたくないと考え、宅内に閉じたVLANとInternetにアクセスできるVLANとに分けて通信させたかった。ジャンボフレームを用いないと7Gbpsが限界でCPU負荷(I/O割り込み)も非常に高くなっていた。

とはいえ、最初から2ポート構成は冗長すぎたようだ。Internet回線が1GbEから10GbEになるまでは1ポート冗長、つまり冗長なら冗長化しようとEther Channel(Bonding)を導入したくらいに。頭のイカレタ私はいっそ冗長化するなら単一障害点である10GbEのL2SWも改善すべく2台構成にしてしまった。空いている穴があったら入れてみたいジャナイカ?

LANを10GbEにするとiSCSIやsmb/nfsなどのネットワークストレージへのアクセスが滅茶苦茶早くな。私のゲーム用PCはOS起動用の128GBx2台のSATA-SSDしか搭載していない。ゲームコンテンツはファイルサーバーにiSCSIで接続したストレージにある。ファイルサーバーは階層化ストレージからiSCSIのターゲットに領域を割り当てている。階層化ストレージの高速側はNVMe-SSDで、シーケンシャル性能は700MB/s(約7Gbps)以上あり、並のSATA-SSDより高速だ。低速側のHDDはハードウェアRAIDボードでRAID60を構成しているので、

ファイルサーバーとNASの間をバックアップ目的で定期的にrsyncしています。これも10GbEにすることであっという間に終わります。(時間かかってもいいのですが)

一番実感するのはVMイメージのバックアップです。スナップショットバックアップからクローンを作ってイメージバックアップするのですが、1VMは40~300GBほどあるのでバックアップ時間がバカになりません。10GbEであれば数分/VMで終わります。

WANを10Gbps化する

2019年の夏、NURO 光10Gsを導入した。それまでフレッツ光でInternet回線の速度はおよそ700Mbpsだったのだが、10Gsに変えたことで4000~7000Mbpsになった。そんなに使わけがないと思うだろう。確かに常時は使わないが、クラウドストレージとの同期やOSイメージの取得で使うbit torrentが劇的に性能向上した。先日、CentOS 8.2のisoイメージ取得をしたが、秒で完了したのはすごかった。セットして即完了だったのでエラーかと思ったくらいに。

NURO 光10Gs 敷設の初期手数料は高いが、ランニングコストは月6000円くらいと、さほど高くもない。でもNURO光(2G)なら月1000円くらいか。直販のみでリセラーメリットがないから、アフィ目当てのブログでは10Gsのメリットない2G最高!っていう調子が多いのも事実。

NURO 光10GsにはメールやWEBストレージなどのサービスはないが、元来不要であるのと、宅内外でほぼ同じ速度で利用できるのは快適この上ない。VPN接続して出張先のホテルから自宅サーバーにアクセスしたり、NASに入れた動画も視聴もできる。

でもまだsteamなどからのダウンロードは頑張っても1Gbps未満なのは不満だ。CDN性能なのかキャッシュがないのか判らないが、自宅回線がボトルネックではないことだけは確かだ。

NUROの問題点は1つある。ルーターがHuawei製一択なのだ。技術があって安いっていうとここしかないのだろう。市販ルーターでは当然代替できない。ちなみに一部の機能以外は非常に安定している。

lvmでpv作れない

Mounted filesystem? と怒られた

lvmでpvを作ろうとしたところ、Mounted filesystem?と排他利用されているぞと怒られた。犯人はmpathだった。

犯人はオマエだ!といいたいなら

#fuser -m -v /dev/デバイス名 で判る。

lsblk でも判るだろう。

排他利用から手をひかせるためにはlsblkで表示されたデバイス名を控えておき

#dmsetup remove eui.xxxx (今回はこのようなデバイス名)で削除できた。

改めてpvcreate しましょう。

Windows10に Node.jsを導入する

インストールは簡単

Node.js サイトにアクセスすると、最新のmsi インストーラが掲載されているので、それをダウンロードしてインストールするだけです。私はLTS版をインストールしました。

セットアップ PROXY

会社でnode.jsを使う場合はproxy サーバーの設定が必要になる。コマンドプロンプトよりnpmコマンドで環境変数に定義する。

> npm config set proxy http://<ユーザー名>:<パスワード>@<PROXYサーバーアドレス>:<ポート番号>
> npm config set https-proxy http://<ユーザー名>:<パスワード>@<PROXYサーバーアドレス>:<ポート番号>

セットアップ npmを最新にする

最新にしておかないと、オメーのnpm古すぎ!とか怒られることあるので、パッケージ管理ツールのnpmを最新にします。

> npm install -g npm
:
> npm rebuild
> npm --version
6.11.3