CISCO CatalystでLAG(EtherChannel)を設定してNETGEAR L2SW xs708Eと対向する

L2 EtherChannelの設定

自宅では1GbEと10GbEのネットワークセグメントの橋渡しにCiscoのCatalyst 3750G-24TSを使っています。ws-c3750g-24ts-1uっていう奴ですね。もうEOLで大古ですが家庭内のL3SWとして1GbEならこれで十分です。オークションで2万円以下で中古業者から購入できます。CCNA勉強用にも最適じゃないでしょうか。

Switch間の接続は家庭内なので切れたりはしませんが、高速道路でいうところの複数車線の性能がでる可能性があるのでLAG(CiscoではEtherChannelと呼ぶ)を設定します。リンク速度が最大で2Gbps (1対向ではなく複数のホスト対向の合計)になります。こういったLAGにはLACPを使いますが私が所有する対向側のL2SWがstatic LAGのみサポートとのことで、教科書どおりの綺麗な設定ではなくなっています。

対向先の10GbEのポートを2つも使ってMAX 2Gbpsとは、なんて贅沢な設定なんだ!

ポイント

  • L3SWですがEtherChannelはL2の定義です。
  • 複数のポートを同時に定義して束ねる(チャネル化する)のでrange指定します。
  • 組んだ設定はPort-channelとしてインターフェース定義します。
  • 対向のNETGEAR L2SWのLAGはスタティック・リンク・アグリゲーションのためLACP(IEEE802.3ad)は使えません。強制的にチャネルさせます。(mode on)
  • 対向はCISCO製品ではないので独自のDTPは送信しないようにnonegosiateにします。しなくてもいいですけれどね。
  • 今回の構成は複数のVLANを含みません。Switch間接続に複数のVLANを通す場合は 802.1qとtrunk設定が必要です。ポートVLAN-IDは20とします。対向先は10GbEで別セグメントとして運用しているのだ!
  • 設定するポートはint gig1/0/23 と24で作成するPort-channelは6とします。
  • no shutdownは忘れがち
  • 終わったらwriteしとこうな!

conf t

l3sw(config) # interface range gigabitethernet 1/0/23 -24
l3sw(config-if-range) # switchport access vlan 20
l3sw(config-if-range) # switchport mode access
l3sw(config-if-range) # switchport nonegotiate
l3sw(config-if-range) # no shutdown
l3sw(config-if-range) #
channel-group 6 mode on
l3sw(config-if-range) # exit